エアコンクリーニングは毎年必要?頻度はメーカー7社と業者で違う

毎年頼む必要がある? メーカー7社と業者で答えが違う

エアコンガイド編集事務局


エアコンクリーニングの頻度は、その数字を誰が言っているかで変わります。掃除を引き受ける側(業者やプラットフォーム)と、エアコンを作ったメーカー側では、公式に示している間隔がずれていました。

この記事でわかること
  • 掃除を引き受ける側とメーカーで、示す間隔がどこまで分かれているか
  • 毎年頼んでいる家が、回数を落としていいかの見極め方
  • 公式が条件にしていない使い方と、唯一数字が出ている境目
  • まだ一度も頼んでいない家が目安にできる年数

毎年頼んでいる方も、何年も頼んでいない方も、知りたいのは「うちは何年おきか」の一点です。公式表記を並べたうえで、自分の家の頻度を選ぶところまで進みます。

扱うのは家庭用の壁掛けエアコンで、業者に頼む内部洗浄の間隔です。自分でフィルターを洗う間隔、料金、いつ頼むかの時期は別の記事にまとめています。数字は各社の公式ページから直接採りました(2026年8月8日)。第三者のまとめ記事は使っていません。


目次

エアコンクリーニングの頻度は、業者の年1回からメーカー1社の3年まで分かれる

掃除を引き受ける側10者のうち、間隔を数字で書いていたのは8者で、年1回から2〜3年に1回まで分かれていました。メーカー7社で年数を書いていたのは1社だけです(エアコンガイド編集事務局が2026年8月8日に各社の公式ページで確認)。

年数を書いていたメーカーはシャープ1社の「3年に1度」で、残る6社は年数そのものを書いていません。

掃除を引き受ける側で数字を出していたのは10者のうち8者

年1回が2者、1〜2年に1回が5者、毎年と2〜3年に一度の併記が1者でした。並びは五十音順で、上にあるほど推奨できるという意味はありません。

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社名・団体名示している間隔公式の原文(抜粋)
アールクリーニング ※広告確認できず
アズマのホームクリーニング1〜2年に1度「一般的に1~2年に1度…を推奨」
一般社団法人日本エアコンクリーニング協会(業界団体)毎年と2〜3年に一度を併記「2~3年に一度はエアコンクリーニングをしたいという場合は…」
いわさきクリーニング数字を出していない「この回答が一番難しく『正確な答え』などありません」
おそうじ革命 ※広告1〜2年に1回「1~2年に1回程度は、内部のクリーニングが必要」
おそうじ本舗 ※広告年1回(条件付きで年2回)「頻度は、年1回が目安です。」
くらしのマーケット ※広告1〜2年に1回「1〜2年に1回の頻度がおすすめです。」
ダスキン ※広告1年に1回「1年に1回が目安です。」
ベアーズ ※広告1〜2年に1回「エアコン内部クリーニング:1〜2年に1回」
ユアマイスター ※広告1〜2年に1回「目安は1~2年に1回。」

紹介料の有無は並び順と関係ありません。確認したのは各社のコラムとFAQ(ユアマイスターはサービスページ本体)で、表示はあとから書き換えられることもあります。※広告は、エアコンガイド編集事務局が紹介料を受け取る提携先です。

同じ1つのサイトの中でも答えは割れています。ユアマイスターの事業者Q&A(50社以上の加盟事業者が回答)には、同じ問いに「年に1回」「1〜2年に1回」「2〜3年に1回」の3通りが並んでいました。

メーカー7社のうち年数を書いていたのはシャープだけ

シャープは自社のクリーニング案内に「3年に1度はクリーニングすることをおすすめします。」と書いています。残る6社のうち、においや汚れという状態を目印にしていたのは4社(ダイキン・東芝・パナソニック・富士通ゼネラル)でした。日立と三菱電機は年数にも状態にも触れておらず、パナソニックと日立はサービスページとFAQの両方を開いても、年数の記載が見つかりませんでした。

ダイキンは「嫌なニオイや熱交換器に汚れがあれば内部までクリーニング」と案内し、富士通ゼネラルも臭いと熱交換器の汚れを目印に挙げています。

数字の出どころまで書いていたのは8者のうち1者

くらしのマーケット(※広告)は「エアコンクリーニング事業者のアンケート結果によると、88%が理想の頻度は1〜2年に1回と回答」と、数字の出どころを添えていました。残る7者は根拠を書かずに「目安です」としています。

検索して出てくる記事のなかには、パナソニックや日立の公式を根拠に「1〜2年に一度」「年1〜2回」と挙げているものもありました。両社の公式ページ(サービスページとFAQの両方)には該当する記載がなく、本記事の表には入れていません。


毎年頼まなくてよい家もある

一般社団法人日本エアコンクリーニング協会は、コラムで「実は、エアコンの過度なお手入れや必要のないメンテナンスは、製品の故障や劣化の原因になってしまいます。」と書いています。掃除を引き受ける側の団体が、手入れのやりすぎに注意をうながしている記述です。同じコラムは2〜3年に一度で回す場合の進め方も並べて書いていて、毎年頼むこと自体を過度な手入れと指しているわけではありません。

掃除を引き受ける側からも「正確な答えなどありません」と出ている

いわさきクリーニングは「エアコンクリーニング訪問時によく質問されますが、この回答が一番難しく『正確な答え』などありません」とし、続けて「定期的なエアコンクリーニングが本当に必要なのかは疑問」とまで記しています。アズマのホームクリーニングも「毎年やるべきかどうかはケースバイケースです」と添えていました。

毎年が必須だと書いた記載は、掃除を引き受ける側10者とメーカー7社のどちらの公式にも1件もありませんでした。

そもそも、この問いに答えている記事は、ほとんどが掃除を引き受ける側の手で書かれたものです。同じ言葉で検索して出てきた10本のうち8本が事業者かプラットフォームの運営するページで、回数が増えれば売上が増える立場から出た数字です。エアコンガイド編集事務局も広告収入で運営していますが、施工そのものは引き受けていません。

毎年続ける判断になるのは、使い方の条件が重なる家

毎年を勧めている社も、条件を添えています。おそうじ本舗は年1回を目安としたうえで、使い方の条件が重なる家には「年2回程度のエアコンクリーニングをオススメします」と書いています。くらしのマーケットとベアーズも、似た条件に1年に1回を割り当てていました。

条件が重なっている家には短い側、どれにも当てはまらない家には長い側の数字が案内されている、という並びです。条件の中身は「冷房を1日8時間以上使う家は間隔が短くなる」の章にまとめました。


冷房を1日8時間以上使う家は間隔が短くなる

使用時間を数値で条件にしていたのは2者で、どちらも1日8時間を境目にしていました。くらしのマーケットは「夏はエアコンの冷房・除湿を1日に8時間以上」使う家、ベアーズは「冷房の使用時間が1日8時間を超える場合」に、それぞれ1年に1回を割り当てています。

ペット・喫煙・キッチンの近くは、複数の社が短い間隔を挙げている

公式が条件に挙げていた使い方は、6つでした。社名は五十音順で、数字を添えていた社はカッコ内に書いています。

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使い方の条件条件に挙げている社
室内でペットを飼っているいわさきクリーニング/おそうじ本舗(年2回)/くらしのマーケット(1年に1回)/ベアーズ(1年に1回)/ユアマイスター
室内で喫煙するおそうじ本舗(年2回)/くらしのマーケット(1年に1回)/ベアーズ(1年に1回)
キッチンの近くに設置しているおそうじ本舗(年2回)/くらしのマーケット(1年に1回)/ユアマイスター(1年に1回)
冷房の使用時間が長いくらしのマーケット(1日8時間で1年に1回)/富士通ゼネラル/ベアーズ(1日8時間で1年に1回)/ユアマイスター(1年に1回)
乳幼児やアレルギー体質の家族がいるおそうじ本舗(年2回)/くらしのマーケット(1年に1回)/ベアーズ(1年に1回)
部屋の用途(リビング・寝室)ベアーズ(リビング1年に1回/寝室2年に1回)/ユアマイスター(リビング1年に1回/寝室2〜3年に1回)

数字はいずれも各社が公式に添えていたものです。提携の有無は、前の表の※広告で示しています。

室内干しと在宅時間の短さは、公式では条件になっていない

第三者のコラムでよく見かける「室内干し」と「日中は留守」という条件は、事業者にもメーカーにも見当たりませんでした。メーカー側で使い方に触れていたのは富士通ゼネラル1社で、数字を添えずに「エアコン内部の汚れ方は、使用時間やお部屋の状況などによって異なります」と書いています。

当てはまった条件の数で、案内されていた側が分かれます。しきい値まで書いた公式はないので、次の目安はエアコンガイド編集事務局の見方です。

  • 2つ以上 → 短い側の1年に1回
  • 1つ → 上の6つの条件はどれも、数字を添えていた社はいずれも短い側の1年に1回でした
  • ゼロ → 長い側。1〜2年に1回の2年寄りから、業界団体が併記していた2〜3年に一度まで

自分で洗う間隔と、業者に頼む間隔は別に決める

くらしのマーケットは、フィルターの手入れを「頻度を下げるコツ」として挙げています。では、自分でこまめに洗っていれば業者に頼む回数は減るのか。

自分の手が届くのはフィルターまでで、業者が洗うのはその奥にある熱交換器と送風ファン(冷える金属板と、風を送る羽根)です。減る回数を数字で書いた公式は、事業者にもメーカーにもありませんでした。

フィルターの手入れを続けている家でも、業者に頼む間隔は上の条件の数で決めてください。自分で洗う側の間隔と手順は、エアコン掃除を自分でやる手順にまとめています。


初めて頼む年数を書いていた公式は、シャープの「使い始めて3年」だけ

シャープは自社のクリーニング案内で「使い始めて3年以上たったエアコンの内部はカビやダニ、雑菌に汚染されている可能性があります」と書き、「3年に1度はクリーニングすることをおすすめします。」と続けています。メーカー7社のうち年数を書いていたのはこの1社で、残る6社に共通する目安ではありません。

公式が条件にしていたのは、経過年数ではなく使い方

公式が条件にしていたのは、使い方と、汚れやにおいが出ているかどうかでした。前回のクリーニングから何年たったかを条件にした記載は、事業者にもメーカーにもありません。「何年も放置したから、もう手遅れではないか」と心配している方も、伝えるのは年数ではなく、今の状態と使い方です。

何年も頼んでいない家がまず伝えること

問い合わせのときは、この情報を先に伝えます。

  • エアコンの型番
  • 使い始めた年
  • 前回の施工があったかどうか

機種や年式によって受けてもらえないケースは、メーカーや機種で断られるケースにまとめています。型番と使い始めた年を控えてから、問い合わせに進んでください。


エアコンクリーニングの頻度によくある質問

毎年頼んでいますが、回数を減らしても大丈夫ですか?

回数を減らすかどうかは、使い方の条件がいくつ当てはまるかで決めます。一律に毎年と決めている記載は、事業者にもメーカーにもありませんでした。条件が重ならない家には、長い側の間隔が案内されています。

5年ほど業者に頼んでいません。今から頼んでも意味はありますか?

型番と使い始めた年を伝えて、そのまま相談してください。前回から何年空いたかを条件にした記載は、事業者にもメーカーにも見つかりませんでした。ただし機種や年式によって受けてもらえないことがあるので、条件はエアコンクリーニングで断られる機種で先に確かめてください。


まとめ:自分の家の頻度を決める

示されている頻度は、掃除を引き受ける側とメーカーで分かれていました。毎年を必須と書いた公式はなく、業界団体は手入れのやりすぎに注意をうながしています。公式が短い側を割り当てていたのは、ペット・喫煙・キッチンの近く・使用時間の長さといった条件が重なる家です。

メーカーが目印にしていたのは、年数よりも、においや汚れが出ているかどうかでした。長い側にした家は、それが気になった年に前倒しします。

同じ間隔でも、洗う範囲の説明や作業時間は頼み先で変わります。頼み方の流れと当日までの準備、予約が混み合う時期はエアコンクリーニングをどこに頼むか、社ごとの比較は全国から頼める社の比較、金額の目安はエアコンクリーニングの料金相場にまとめています。

当てはまった条件が2つ以上あった方と、使い始めて3年以上たっていてまだ一度も頼んでいない方は、ここから相手を探す段階になります。今年は見送ると決めた方は、次に頼む年と、決め手になった条件をメモに残しておいてください。

どちらの窓口も、注文する前に事業者のページと作業内容を見て回る形です。

くらしのマーケットは、口コミの件数が事業者ごとに数字で出ています(確認できた事業者の1例では3,933件/2026年8月4日に公式サイトで確認)。どの事業者に頼むかは、その件数と作業内容を読んでから決める形です。

ユアマイスターは公式に「日本全国 対応」と書かれていて、住んでいる地域を問わず注文を受け付けています。作業する人はサービス側が決めるので、事業者を探して選ぶ工程を挟まずに注文まで進みます(公式サイトで確認)。

※上記2つは広告リンクです。並び順は本文の表と同じ五十音順で、紹介料は順序に関係していません。

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