エアコン修理は保証で0円?メーカー8社の無料の条件を調べました

保証で0円になる? メーカー8社の無料の条件

エアコンガイド編集事務局


エアコンの修理をメーカーに頼むと、保証が残っている方は0円で直ることがあり、切れている方は直さなくても来てもらった費用がかかります。自分がどちらなのかは、電話をかける前に手元の保証書で確かめられます。

ただし、その保証が効かなくなる条件を公式サイトに載せていた社は、調べた8社のうち2社だけでした。保証があるつもりで電話をかけて、費用だけ払う結果になることもあります。

この記事でわかること
  • 保証で0円になる範囲と、保証が効かなくなる条件
  • 引っ越し・中古・取り付け方で保証が使えなくなる場合
  • メーカーの窓口で、修理をしなくてもかかる費用(8社調査)
  • 電話をかける前に手元へそろえる4つ

扱うのは家庭用の壁掛けエアコンです。

費用と保証の条件は、エアコンガイド編集事務局がメーカー8社の公式サイトで確かめました(税込・2026年8月2日時点)。


目次

メーカーの保証で0円になる範囲は、8社のうち5社が本体1年・ガス5年でした

メーカーに修理を頼んだときの費用が0円になるのは、本体なら購入から1年以内、室外機や配管などガス(冷媒)が通る部分なら5年以内が目安です。この期間に収まっていれば、修理費だけでなく訪問にかかる費用も無料になることがあります。

8社の公式サイトを確かめたところ、本体1年とガス5年の両方を読み取れたのは、パナソニック、三菱電機、日立、ダイキン、富士通ゼネラルの5社でした。シャープは料金ページに「メーカー保証期間(ご購入後1年以内)」とあり、本体側の1年だけを確認できました。東芝とコロナは今回の調査では見つけられていません。

年数も、対象になる部品の範囲も社ごとに差があります。最終的には手元の保証書の記載が優先するので、まず保証書と購入時のレシートを探してください。

買った店の延長保証に入っているなら、先に連絡するのは店です

家電量販店などで延長保証をつけて買ったなら、メーカーではなく買った店に先に連絡してください。延長保証は店が用意している制度で、店の受付を通さないと使えないためです。購入から5年や10年まで伸びていることもあります。

加入したかどうかを覚えていなければ、購入時のレシートか、会員アプリの購入履歴を確かめてください。思い出せないまま電話をかけると、無料で直せたはずのものを自己負担で進めてしまいます。


保証が使えなくなる条件を公式に載せている社は、8社中2社だけでした

保証が使えなくなる条件を公式サイトに載せていたのは、調べた8社のうち日立とパナソニックの2社だけでした。8社の保証ページとよくある質問を1ページずつ開いて数えた結果です。残る6社は、手元の保証書を開かないと分かりません。

日立は5項目、パナソニックは3項目を挙げていました。ダイキンは「保証書に保証期間内でも有料となる内容を記載」とだけ書いており、条件そのものはサイト上にありません。残る5社は確認できませんでした。

公式サイトに見当たらなくても、ダイキンのように保証書の側へ書かれていることがあります。手元の保証書の、無料修理規定と書かれた欄に目を通してください。

保証があるつもりで電話をかけ、来てもらってから対象外だと分かると、調べてもらった費用だけが手元に残ります。

引っ越しで取り付け場所を移した後の故障は、対象外になることがあります

引っ越しや模様替えでエアコンを取り外し、別の場所に付け直したあとの故障は、保証の対象外になることがあります。日立は無料修理の対象外として「お買い上げ後の取り付け場所の移動、落下、輸送等による故障及び損傷」を挙げています。これは日立の記載で、8社すべてが同じ扱いだとは限りません。

取り付けを知り合いや別の業者に頼んでいたら、先に保証の扱いを聞いてください

保証は本体を買った時点でつくものですが、パナソニックは取り付け工事の中身まで条件に入れています。無料修理の対象外に「据付工事説明書に従わない施工工事」と、「屋内でも人が生活する空間以外(天井裏や壁内など)へ設置した場合」を挙げています。

知り合いに付けてもらった、取り付けだけ別の業者に安く頼んだ。心当たりがあるなら、申し込みの電話で保証の扱いを先に確かめてください。

中古で買ったエアコンの扱いは、8社とも公式に書いていません

中古品を保証の対象にするかどうかを、8社は公式サイトに書いていませんでした。「中古だから対象外」と言い切ることはできません。

手がかりになるのは保証書の中身です。ダイキンは「ご購入店名、ご購入年月日の無いものは無効となりますので販売店にご確認ください」と明記し、日立も「保証書の提示が無い場合」を無料修理の対象外に挙げています。

フリマやリサイクル店で買ったものでも、保証書に前の持ち主の購入店名と購入日が残っていれば、その日付から数える形になります。記載が無い、あるいは保証書そのものが無いなら、自己負担で進む前提が安全です。


メーカーの窓口では、修理をしなくても費用がかかると8社すべてが明記しています

メーカーの窓口では、修理をしなかった場合も費用を負担してもらう旨を、調べた8社すべてが公式に明記していました。「見てもらうだけならタダ」と思われがちですが、そうはなりません。金額まで公表しているのは5社です。

異常が見つからなかった場合も、金額を聞いて修理を断った場合も、買い替えを決めて修理をやめた場合も、扱いは同じです。日立は、修理担当者が訪問する前にキャンセルすれば無料と書いています。

金額まで公表していたのは8社のうち5社でした

修理をしなかった場合の金額まで公表していたのは、8社のうち5社でした。日立は診断料と出張料の合計5,830円を公表しています。

スクロールできます
メーカー修理をしなかった場合の費用呼び名距離の加算・上限受付ルート部品を持つ期間
パナソニック4,950円出張料記載なし電話10年
三菱電機5,390円見積診断20kmまで込み電話10年
日立5,830円診断料と出張料の合計記載なしWeb・電話10年
ダイキン8,500〜19,000円出張(引取)点検費記載なしWeb・電話(24時間)10年
シャープ9,020円(20km以内)出張診断料10kmごと550円・上限11,330円Web10年
東芝確認できず出張費離島などは実費電話10年
富士通ゼネラル確認できず出張診断料記載なし確認できず10年
コロナ確認できず見積診断料記載なしWeb・電話(24時間)確認できず
調査条件
  • 調査日:2026年8月2日
  • 対象:家庭用ルームエアコン
  • 金額:税込
  • 出典:各メーカー公式サイト

表の「確認できず」は、今回の調査で公式サイト上に見つけられなかったことを示します。並びは公表額の安い順で、優劣を示すものではありません。ダイキンの幅は、訪問先の住所や設置状況、機種で変わると案内されています。

前回2026年7月28日に調べた5社の表示は、5日後の今回も同じ金額のままでした。

表の金額は症状によらず決まる固定費です。故障の内容ごとの金額は、訪問して診断するまで決まりません。症状別に公表されている目安額と、その額に何が含まれるかは修理費用の内訳で扱っています。

遠方の上乗せは、8社のうち7社では電話で聞くしかありません

訪問先が遠い場合の上乗せを金額まで書いていたのは、シャープの1社だけでした。20kmを超えると10kmごとに550円が加算され、上限は11,330円と示しています。

距離による加算に触れていた社は、ほかに三菱電機と東芝の2社です。三菱電機は「基本料金20kmまでを含む」、東芝は離島などへの出張は実費と書いていますが、超過分の金額はありません。

自分のメーカーの呼び名を知らないと、公式サイトで料金にたどり着けません

この費用の呼び名は、8社で7通りに分かれていました。

困るのは、公式サイトで自分の金額を探すときです。検索欄に「出張料」と打っても、自分のメーカーが「見積診断料」と呼んでいれば該当ページに着きません。上の表の呼び名を控えてから探してください。


電話の前に用意するのは、型番・症状・購入日・延長保証の4つです

メーカーの受付では、型番、症状といつからか、購入日、そして買った店の延長保証に入っているかを聞かれます。日立は型式、症状と箇所、延長保証の加入有無を、申し込み前に用意する情報として公式に挙げています。延長保証まで必要項目に挙げていたのは、8社のうち日立だけでした。

症状は「いつから」「どんなときに」まで添え、ランプが点滅しているなら回数も控えておいてください。

型番のシールは、室内機なら前面パネルを開けた内側か右側面、室外機なら正面か側面。手が届かなければ、保証書や購入時の書類にも載っています。「形名」「品番」と印字されていることもあるので、型番と並ぶ製造番号もあわせて控えておくと受付が早く進みます。

用意ができたら、どこから申し込むかです。Webのフォームから申し込めるのは、表の受付ルート欄のとおり日立・ダイキン・シャープ・コロナの4社で、うちダイキンとコロナは24時間365日の受付です。ただし受け付ける時間と、作業する人が来られる時間は別です。各社の電話番号は変わることがあるため、この記事には載せていません。


メーカーで直せないのは、他社の製品と部品が残っていない機種です

そもそも自分のエアコンは、メーカーに見てもらえるのか。ここでつまずくのは、他社の製品を頼もうとしている場合と、部品が残っていない古い機種の場合です。

他社のエアコンは、メーカーの窓口では受け付けてもらえません

メーカーの修理窓口が引き受けるのは、基本的に自社の製品です。公式に書いていたのはシャープで、料金ページに「この修理金額は、シャープに直接ご依頼いただく修理が対象となります」と記しています。

古い機種であっても、部品が残っているかは型番を伝えれば受付の段階で確認してもらえます。修理に使う部品を持っておく期間は、確認できた7社ともエアコンで10年でした。

保証も部品も使えないと分かったら、修理業者に見積りを出せます

保証が切れている、対象外の条件に当てはまる、部品がもう無い。このどれかがはっきりしたら、メーカー以外の修理業者に見積りを頼む段階になります。メーカーを問わず対応でき、訪問の前に費用の条件を確かめられるためです。

エアホームのフォームは、症状と型番を書いて送る形です。ここまでに控えた内容が、そのまま入力欄に使えます。送る時点で費用はかかりません。どの地域まで来てもらえるかは公式サイトに書かれていないため、住所が対象かどうかは問い合わせのときに確認してください。

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エアコン修理をメーカーに頼むときのよくある質問

引っ越しで取り付け場所を移したエアコンも、メーカーに修理してもらえますか?

修理そのものは受け付けてもらえます。ただし取り付け場所を移したあとの故障は保証の対象外と公式に書いている社があり(日立)、その場合は有料になります。

保証書をなくしました。保証は使えませんか?

保証書の提示がない場合は無料修理の対象外と明記している社があります(日立)。購入店名と購入年月日の記載がない保証書は無効、としている社もあります(ダイキン)。まず購入した店に履歴が残っていないか照会してみてください。

10年前のエアコンでも部品はありますか?

修理に使う部品を持っておく期間は、確認できた7社ともエアコンで10年でした。起点は購入日ではなく、その機種の製造が打ち切られた日です。

メーカーに申し込むと、その日に来てもらえますか?

受付が24時間でも、メーカーの窓口は後日の訪問日程を決めるための窓口です。当日中に来てもらう必要があるときは、メーカー以外の修理業者を探すことになります。急いでいるときの頼み方は即日で来るのかを10社で調べた記事にまとめています。


電話をかける前に確かめる3つ

まず保証書と購入日を見てください。買って1年以内、ガスが通る部分なら5年以内であれば、0円で直ることがあります。ここに収まっていた方は、そのままメーカーの窓口へ申し込んで構いません。

次に、保証が使えなくなる条件です。公式サイトに載せていた社は8社のうち2社だけでしたので、移設や中古での購入に心当たりがあるなら、手元の保証書を開くところからになります。

そして保証が切れていた場合。メーカーの窓口は、修理をしなくても費用がかかる窓口です。見てもらうだけでいくら出ていくかを知ってから電話をかけてください。金額を並べて決めるなら、メーカーに加えて修理業者にも見積りを出す方法があります。

どこに頼むか全体と、直すか買い替えるかの線はエアコン修理の費用にまとめています。

エアコントラブルセンターは、メーカーを問わず修理を受け付ける加盟店に取り次ぐ仕組みです。公式サイトには、出張料と見積もり料はかからないと書かれています。実際に作業に来るのは加盟している業者なので、対応の中身に差が出ることはあります。

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